狼クン達のオリの中③【完】

「いないよ。
だって、別れたもん」


それに対して……。


「え――っ!?」


玲王は、ロビー中に響き渡るような大声をあげた。


「ち……ちょっと……玲王っ!!」


「あんなにラブラブだったのに、なんで、涼くんと別れたわけ――っ!?」


あたしが玲王の口を塞ぐよりも早く、玲王はあたしの肩を掴んでユサユサ揺すった。


確かに、確かに、びっくりするのは、わかるけど。


「お……落ち着いて!!」