「へっへっへっ。
鍛えてるボクを、そう簡単には離せまい!」


そんな小生意気なことを言って、玲王はペロッと舌を見せた。


た……確かに。


たった数ヶ月ぶりなのに。


玲王の体が、前よりも筋肉質なのが、よくわかる。


「……っ」


こ……こんなんじゃ……。


れ、玲王のことを、男の子だって、前以上に、意識しちゃうよぉ!!


玲王の背中に手を回すのをやめ、ちょっとだけ赤くなりながら、大げさに横を向いた。


そのとたん……。