『オレ、君と別れるよ』 涼の言葉が――… 耳から頭から離れない。 遊園地から一人――… どうやって帰ったのか覚えてない。 でも――… あたしは、確実に綾瀬の家にたどり着き、よたよたとふらつく足取りで自分の部屋まで行って、ベッドにどさりと倒れこんだ。 もう、動けない。 もう、何も、考えられない。