私は、入学式の後百合と2人で公園に来た。


『百合…?』


『親の都合って??』


どーしても聞きたかった。


百合は気まずそーに話してくれた。


『卒業式の後お母さんがガンで倒れて、でも…』


『…えっ!?』


私は言葉を挟んだ。百合のお母さんは病気だったなんて。


『お母さんは私たちに内緒にしてたの。』


『意味わかんないよね。家族なのに』


『ウッッ』



百合は泣きだした。私はどぉ声を掛けたら良いのか分からなかった。


また、百合が続けた。


『それで仲が悪いかったお父さんと暮らす事になったの。』


『そしたらお父さんが金を掛けたくないらしく、都立にしろって言ったから、美香が行ってる学校が良いと思ってッ…』



そー言う事があったんだっ。



『何も気づかなくて…。ごめんね百合。』


『美香は悪くないんだから!気にしないでっ』