ふたりりさいたる−先生へ−




「俺は鈴木に任せる。産みたきゃ学校やめるだろーし、学校続けたけりゃおろすだろーし。俺らが職員会議とかであーだこーだゆうことじゃないから。だから安心しろ。なっ?」



浅野が私の頭をぽんっとなでる


ほんとに‥きかれたのが浅野でよかった




でも


「ゆみには幸せになってほしい」



浅野がん?と、私の顔をのぞく



「今産むのと、おろすのと、どったが幸せになれるのか。そんなん誰にきいても分かるはず」



泣きそうだった

ゆみには言えない心のつっかえが
なかなかとれてくれないことに