登校時間がマックスになっていたとき


廊下のさわがしさが小さくふりしぼった
ゆみの声を掻き消す



でもうちらの間は一瞬

人の声も姿も動きも消えた



「え‥ほんとなの?」


「うん。びょーいん行ったし」


「相手って‥広瀬?」


「うん。」