「ねぇ浅野」


「ん?」



浅野はオムライスを
ほおばりながらこっちを見る



「うちさーあ、浅野と付き合えてよかったよ」


恥ずかしくて顔が真っ赤になる

ひゃーーーー何ゆってんだ愛美!


「俺も。」



浅野はオムライスをたべる手をとめる


うちの目を真剣に見る



「神田と付き合えてよかった。」



浅野は私の頭に手をまわす


雰囲気がかわって少しぴくっとなった



「ふふっ‥お前実は恋愛初心者だろ」


耳元でいじわるそうにささやく


「も‥ばかっ」


ふふふっと笑うと
またうちの目を真剣にみる