「お前の事、好き」


突然すぎて

頭の中の情報が交差する


かろうじて目に入ったのは


浅野の‥少し笑った優しい顔


「‥ほんと?」

「嘘ってゆったら?」

「‥なぐる」

「あははははっ!こわくて言えないなぁ」


浅野は両手で私のほっぺを包んだ


「おねーさん‥おじさん返事がほしーんだけど」

「生徒だよ?」

「うん」

「わがままだし‥」

「うん」

「不安にしちゃうかもよ?」

「かもな‥でもお前がいないほーが不安」

「まだまだコドモだよ?」

「俺がオトナにしたげよっか?」

「もおっ!」

「あははっ」

「せんせ‥」

「ん?」

「だいすき!」

「俺のほーが好き!」



そういって


優しくキスをした