ふたりりさいたる−先生へ−



鍵盤に手をかけ

静かに弾きはじめる


<ベートーベン、ピアノソナタ悲愴第2楽章>


音楽室に響く旋律


前弾いたときは悲しくて仕方なかった

でも今はなんだか幸せなメロディにきこえる



浅野‥

きっと浅野がかえてくれた

虚しさの固まりの私を救ってくれた



いつの間に目で追うようになったんだろう


いつの間に浅野との時間が
楽しいって思うようになったんだろう


いつの間に


好きになってたんだろう‥



浅野


‥好きでいても


いいですか?