ふたりりさいたる−先生へ−



深呼吸して鍵盤に手を置き
ペダルに足をかけ


ゆっくりと弾きはじめる


<ベートーベン、ピアノ・ソナタ悲愴第2楽章>


音楽室に響くベートーベンのソナタは


切なくて

苦しくて

悲しくて

もう疲れきって


そんな気持ちを表現したこの曲‥


つい感情がうつってしまい
顔も切なくなり泣きそうになる


まるで今のうちみたい‥