「夏―――――――っ!!!!」 「蓮っ!?」 蓮が走ってやってきた。 私は居ても立っても居られなくなり、蓮の元へ走った。 「はぁ…っ、はぁ…っ。夏のバカっ!どうして遠くへ行くこと黙ってたんだよっ!」 「ごめんね…。蓮とさよならしたら行きたくなくなっちゃうから…」 私は蓮に申し訳ない気持ちでいっぱいで、俯きながら涙をこらえた。 .