「莉乃~」

「うぇっ!?あ、はい…何?!」

「なんなんだよ~お前」


健斗は笑い始める。
笑う顔が可愛い…
って何言ってんだろあたし…。



「え…だって、ぶっちゃけあたし、まともに付き合ったことないんだよね~・・・いつも大体軽く終わっちゃうからさ。」

「俺は軽くなんか終わらせねえよ」



ニヤっと笑って健斗は煙草を捨て、立ち上がった。
そして、手をさしのばした。



「ほら」



あたし真っ赤になった顔を手で隠す。



「いちいち照れんなよって!ほーら!」

「・・・ふふっ♪」



あたしは健斗の上に手をのせた。