「そう。こんなのが幼なじみ」
「へ、へぇー」
疾風の態度の切り替えに驚きつつ返事をする。
まさか幼なじみだったとは・・・・・。
なんて思いながらパフェを口に運んだ。
「私、もう帰る」
パフェを早めに間食した佐奈が立ち上がる。
「え、佐奈!?」
佐奈を追いかけようと私も立ち上がった。
その拍子にすぐ取れるように鞄にいれてあった手紙が隙間から落ちた。
ヤバい・・・・・・!
そう思ってすぐ手を出したものの、手紙はもう一つ出てきた手、由香里さんに取られてしまった。
手紙の裏を見た由香里さんは、一瞬目を見開いた後、すぐに不適に笑った。
そんな由香里さんを私も疾風も顔を真っ青にしながら見ていた。

