「アイスっ、アイスっ!」
佐奈と歌いながら学校に1番近いファミレスに入る。
どうやら佐奈も奢ってもらうみたい。
後ろでは俺の金がぁー!なんて疾風が叫んでて、周りの視線が痛い。
私と佐奈はさりげなく疾風と距離をとって、『知り合いじゃありませんから』みたいな態度でいた。
「いらっしゃいませー!何名様ですか?」
やけに元気のいいお姉さんが出てきて私達を案内する。
私と佐奈が隣同士、疾風が向かい側に座った。
メニューを見ていると、店員さんが水を出してきた。
「私、チョコパフェ!」
「私はイチゴパフェね!」
私はチョコ、佐奈はイチゴのパフェを疾風に頼んで、お互い話し始める。
「で、すっちゃんがー・・・」
「疾風・・・?」
私がすっちゃんのことを3人で話していると、校門の所にいる美少女が疾風に話し掛けてきた。

