「マジで・・・?」


私はもっと優斗にきつく抱き着いて、コクりと頷く。



すると優斗は私を思い切り抱きしめ返してきた。



「マジ嬉しい!」



抱き着いたと思ったら、私を少し離して触れるだけのキスをしてきた。



「なっ!?」


「ずっと一緒だっていう、誓いのキス」



優斗は意地悪そうに舌を出す。


そして、嫌だった・・・?


なんて子犬みたいな顔で聞いてくる。



その顔は犯罪でしょ・・・・・・!



私は離れた優斗にまた抱き着いて嫌じゃない・・・と呟いた。



「ちょ、沙希、待って!」


「とうしたの?」


「襲いそうだから!!可愛いすぎ!」



優斗はそう言って、さっきとは違う、深く長いキスをしてきた。



私は息が苦しくなって少し口を開けると、すかさず優斗の舌が私の口の中に侵入してくる。



「ふっ・・・んんっ」


苦しくて優斗の胸をドンドンと叩くと、名残惜しそうにチュッと音を起てて離れた。



「もう時間だから。キスするときの沙希、すげぇ可愛いかった」



そう私の耳元で呟くと、微笑んで帰って行った。



私はしばらくぼーっとしてから、急いで家に帰った。