「いやっあたし、匂いってすごく記憶に残りやすいんですよ…」 「あぁ人間ってそうらしいよ?」 ケロッと店長は言う。 「えっ?そうなの?」 「そんで何この匂いが?嫌な思い出でも?昔の男?」 「…いや…だからこれからこの匂いがするたびきっと店長のこと思い出しちゃうんですよ」 「…?いやなのかよ」 「そうじゃなくて!誰かが入ってきて心を乱されるのが嫌なの!だから香水とかも苦手」