陽菜… 頼むから… 九条のものになるなよ… もう少し、待っててくれないか…? なんて、勝手だよな… 陽菜が幸せに…笑顔になれるなら、九条の所に行けばいい。 お前の笑った顔が見れれば、それでいい。 この手で、陽菜を守ってやりたかったけど… 俺にはできないらしい… 俺は鎖で繋がれた犬、かよ… 感情は留まることを知らず沸き上がる一方で、握りしめた拳は、痛みを覚えるだけだった。 ,