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「…え?
今なんて…?」

「だからっ
私、成弥に告白するよ!」

「陽菜、風邪ひいたの…?」

「ちーがーうー!!
本気だもん!!」

「…良かった!!
私、喜んで応援するね!!」

「ありがとっ」



栞に、告白することを話した。

突然すぎて、唖然としていたけど、理解すると最高の笑みを見せてくれた。



「いつするの?」

「文化祭にしよ…かなって」



どうかな、と栞の反応を待つ。



「うん!
良いと思うよ♪
じゃあさ、かわいい浴衣買って告白しちゃお!」

「うんっ」



栞はニッコリ笑って言ってくれた。


告白するのに、いろいろ悩んだ結果が文化祭だ。

それまで、文化祭の準備で忙しいし…

成弥は生徒会で忙しそうに過ごしていて、とてもそんな時間がない。


この文化祭に…

全てをかけるんだ!!


…と、心に喝を入れた。



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