大好きだった。


〜練習2日目〜

2日目は舞台の壁にはる百人一首の絵を大きな紙に書く作業だった。


席とか関係なく皆バラバラで書いた。
1組、2組の教室と体育館だったらどこでもやってよかった…

うちはみほと1組の教室でやった。

「絵書くのめんどくね?」『うち坊主の絵だから簡単だし♪』

「うち髪の長い女の絵だよ。着物とかの模様細かくてめんどい〜」


『適当でよくね?』

なんて話してた。

1組には、うち、みほ、吉川、リョクあと男子数人しかいなかった。
なんか、数人ってゆーのがよかった…



「しょうの絵むずくね?」
みほが吉川を見て言った。確かに吉川の絵は難しそうだ。

りんかくを何度も書き直してる。


「しょ〜」

と言ってみほが吉川のところへ行った。うちもみほについて吉川のところへ行った。



「はははっ!」

みほが吉川の絵をみて笑っている…

うちも吉川の絵をみてみた。

『あはははははっ!』

爆笑だ。

だって…

『かおが豆みたいだし(笑)てか、頭はげてるみたい(笑)』


『「あはははは!」』


みほと爆笑。

「え?どこがはげてんの?」


何度書き直しても治らないはげに二人で笑ってた。