キミは絶対、俺のモノ。




『口は災いのもと』って言葉があるように。

何事も、『言わぬが花』と言うように。


…今私がなにか言葉を発したとしよう。


そうすれば、頭の回転ののろい私が、一般人よりも頭の回転の早い霧島くんに敵うわけがないがないから

きっと私の失言はテレビを賑わす官僚さんたちのように、あらゆる方向から霧島くんにいびられることになると思われる。


(「なにその発言。」「え? 意味わかんない。」「ちょっと尼崎サン、ドラ◯もんからほんやくコ◯ニャク貰っておいでよ。」)


やばい。

なんだこれ。


想像しただけで頭ハゲそう。

もちろん、現代人を悩ますストレスだ。


ストレッサーは霧島くん以外に考えられない。



「君には口がないのかい?」



ああもう、まじでハゲる。