ダブルハーツ






上村ちさと side


お昼休み、私は仲根さんを探してた。


『皆聞いたわね?くだらない噂なんか、大元聞けばそんなものよ』

教室にはいなかった。
購買にもいなかったし、学食にも顔をだしたけど姿形何処にもなかった。
中庭の前廊下を通ったとき、そうだと閃いた。
今日は、天気がいいからきっと外で食事をとってるはず。
私は中庭に出た――当たり!


「仲根さん」


彼女は木陰のベンチで、お弁当広げていた。
私が声を掛けると、ビクッと肩を震わせる。


「何か用かしら?」