ダブルハーツ



上がってくるなり、参考書を胸に強く押し付けた。


「余計なお世話無用!貴方は貴方のことだけ考えなさいよっ!気遣いされると惨めだわっ!」


静寂な雰囲気なだけに、声音低く訴えた。

「でもそんなにカリカリすることない――」