ダブルハーツ



精一杯の配慮で、小声で帰宅の報告をするアサトの声が私の耳に微かに届いた。
私はそれから視線をゴミ箱へ移した。
頭を出している参考書。
いくら八つ当たりでもこれはちょっとやり過ぎた。