私、お兄ちゃんの歳を越しちゃった。 写真に写っているお兄ちゃんは、ちょうど16才。 高校に入り立てくらい。 手に取り、胸に抱いた。 「嘘だよ……馬鹿だね、私。お兄ちゃん」 ポツン、ポツンと膝に目から滴が滴り落ちる。 この晩、私は昔の記憶を瞼の裏に蘇らせ泣き明かした。