「ハァ……」 深夜だっていうのに、アパートの鉄階段を煩く駆け上がり、自分の部屋へ駆け込んだ。 ドアを背にあて、暗い部屋の上空を見上げる。 ドキドキ…… 全身に響く鼓動。 まだ鳴り続いて煩いくらい。 私ってば、見知らぬ人に抱きつくなんて……