馬鹿だ私ってば。 項垂れ、落とした買ったお弁当の入った袋に向かって自嘲する。 過去の甘い記憶をもう一度だなんて、出来すぎてるよ。 「うう……」 やだ、涙まで出てきちゃったよ。 凄い人の数に見られてる。 ――目の前のお弁当が入った袋が取り上げられた。 顔を上げると、 「大丈夫?」