「分かってるはずだよ」 ベッドからクッションを引き寄せると、 私の膝の上に置いた。 「そう分かってるのかも。最初は夕夜兄さんを殺したのは桐人さんだって思い続けて憎んでた。でもそれは私が桐人さんが好きだったから……自分を見てくれないことが凄く悔しいから……それで憎んでた。ホントはもうそんなのどうでもいいのに……私、謝ろうと思っていたのに逃げたの」