ちさと side ゲホッゲホッと咳をする仲根さん。 「いきなり何を言い出すのあなたッ!」 仲根さんの口から反動で吐き散らばった烏龍茶の液体が、屋上のコンクリートの地面に染み広がっていく。 「私はただ単純に思ったことを言っただけだよ」 仲根さんはこの数週間で本当に変わった。 いつもならしてくれるかどうかわからない挨拶を、最近してくれるし。 元々長くてストレートな髪型で容姿端麗だけど、さらに輝きを増したように思える。 尊敬のつもりだった。