ダブルハーツ



それ以上、言葉は何も続かなくて、ただ私は目の前にあるおにぎりと味噌汁に食することに集中する。


「私のこと、嫌なやつって思ってるでしょ?」


破った沈黙は日頃の疑問を問いかけた。


「何故?俺はそう思ってないよ。寧ろ感謝してる。こんな俺を受け入れてくれた、君たち家族に」


ずっと、ただの馬面の顔立ちだと思ってた。
今一瞬遠い目をした、アサトの表情は女性のように美しく見える。


「ねぇ、どうしてこの家に来たか教えてくれる?」