初恋ノ詩 1



友莉が自分の知らない男と
仲良く笑いながら歩いて来るのを見て
何故か少しイラッっときた。

また理穂の声がそんな俺の感情を打ち消した。

「おはよ~友莉ィ。」

「おはよ~、理穂。ごめんね?遅くて。待ったでしょ?」

「大丈夫だよ。私、早く来すぎちゃっただけだし…それに、時間ぴったりだよ。」