初恋ノ詩 1



俺は腕に取り付けた
お気に入りの腕時計を見て
確認しながら言った。

俺も自転車のスピードが
早すぎたのか、まだ約束の時間まで10分あった。

「うん。私早く起きすぎちゃって
…だったら早めに出てこようかなって。20分ぐらい早く着いたから暇だったの。海里も早く来てくれて良かった~」