「龍……」 友莉は一人の少年の名前を 呟いた。 そしてまた泣き続ける。 友莉は一晩中泣き続けた。 この、どうにもならない 想いを頑張って抑えようとしながら…… 誰にも気付かれず 叫びながら…… そして、絶対に目を赤く 腫らさないように 泣き続けた。