初恋ノ詩 1


「その時理穂チャンがちょうど通りかかって………それで最後まで手伝ってくれてさ……それから気になり出して色々な事頑張っててなんかイイなぁって。顔も可愛いし/////」

話し終わった後もしばらく顔が赤かったと思う。

そのまま友莉の顔を見たらまたあのニヤニヤした顔で

「へぇ~……結構イイ話しだねぇ」

と、俺の話しの感想を述べた。

「いい加減その顔やめろよ。」

「ごめん、ごめん。つい頬が緩んじゃって。」

そう笑いながら言った友莉の表情には少し悲しさが含まれていた……気がした。

でもそんな考えもすぐ消えてしまった。

この時俺の頭の中は理穂で埋まっていた。

まさかこの先あんな事になるなんて夢にも思わなかったんだ。