城ヶ崎と呼ばれた少女は礼儀正しく清楚な感じで、どんな人とでも明るい不思議な雰囲気を漂わせていた。

しかも顔は綺麗な方。

転校早々美人な娘の隣になれるなんて俺ってラッキーカモ♪

そんなことを考えながら先生の方に視線を戻す。

「それじゃあこれでホームルームを終わりにする。残りは自由にしていいぞ。」

そう言って先生は教室をあとにした。

出ていった瞬間教室内は一気に騒がしくなる。