初恋ノ詩 1



私もだんだん落ち着いてきて涙が少しずつ留まってきた。

そしてしばらく時間が経ち
完全に留まった。

もう少しで降りる頃だろう。

そんな時龍が口をひらいた。


「なあ、友莉。」

「どうしたの?」

私は短く答える。

「今日」

「何?」

龍は一回言葉を切った。


「今日で海里は私の男になるって
ホラーハウスで
あいつが言ってた。」


私は驚きすぎて声も出なかった。