私もだんだん落ち着いてきて涙が少しずつ留まってきた。 そしてしばらく時間が経ち 完全に留まった。 もう少しで降りる頃だろう。 そんな時龍が口をひらいた。 「なあ、友莉。」 「どうしたの?」 私は短く答える。 「今日」 「何?」 龍は一回言葉を切った。 「今日で海里は私の男になるって ホラーハウスで あいつが言ってた。」 私は驚きすぎて声も出なかった。