「お前はいつも、 よく頑張っているよ。」 龍はそのまま優しく、 慰めてくれた。 大きな手で頭を撫でていてくれた。 「ありがとう龍。 いつも、いつも…… 五年前のあの日から…ずっとずっと…… 助けて…協力してくれた…のに……」 「そのぐらい気にするなよ。」 龍は更に強く優しく 抱き締めてくる。 「ありがとう…龍……ありがとう…」