初恋ノ詩 1



「お前はいつも、
よく頑張っているよ。」

龍はそのまま優しく、
慰めてくれた。

大きな手で頭を撫でていてくれた。


「ありがとう龍。
いつも、いつも……
五年前のあの日から…ずっとずっと……

助けて…協力してくれた…のに……」

「そのぐらい気にするなよ。」


龍は更に強く優しく
抱き締めてくる。

「ありがとう…龍……ありがとう…」