「やっぱり…駄目…だよ…ね 全部…忘れちゃって…るから 私の事…も昔の思…い出も…… 約束…も… 全部、全部…もうない…から…っ!!」 涙は留まらなかった。 哀しみはずっと押さえていたぶん留まらず ただ流れていくだけだった。 静かに泣きじゃくる友莉の 隣に龍が座り、友莉を抱き締める。 二人の乗っている機体が揺れた。