初恋ノ詩 1



「でも私、諦めないで
思い出してくれるかなって思って

あの日海里と小さい頃に乗った
乗り物とか見てた乗り物とかに……

ジェットコースターもだし
メリーゴーランドも
ホラーハウスもそう。
コーヒーカップも……
この観覧車だって…そう……」

そう言いながら俯いたら
目にたまっていた涙が零れた。

そして次々に流れ膝の上に
落ちた。

後からぼろぼろ落ちてくる。