初恋ノ詩 1



「この遊園地、ずっと海里と
来たかった場所なの。
でもこんな形で来る事になる何て
思ってもみなかった。」

龍は姿勢を崩さず
静かに聞いている。

「まさかその海里が
記憶を無くしちゃって
他の娘好きになって
私がそれを手伝って……

それで、その二人のデートに
付き合わされるなん…て……」

目頭がだんだん熱くなってくる。