初恋ノ詩 1



中の椅子に向かい合わせで座り
ほっと一息ついた。

乗り場の方を見たら
龍が友莉を観覧車に乗せようと
手を差しのべている
ところだった。


そして俺達との間に
一つゴンドラを空けて
二人とも中に消えていった。

それを見て俺も理穂に
ああすれば良かったなと
少し後悔した。