中の椅子に向かい合わせで座り ほっと一息ついた。 乗り場の方を見たら 龍が友莉を観覧車に乗せようと 手を差しのべている ところだった。 そして俺達との間に 一つゴンドラを空けて 二人とも中に消えていった。 それを見て俺も理穂に ああすれば良かったなと 少し後悔した。