初恋ノ詩 1

 二階に上がり、少し行ったところに新しい教室があった。

「じゃあ入るぞ。」

「はい。」

扉の前でいったん止まって、先生は俺に確認をとる。

そして俺が返事を返すとガラッと、教室の扉を開けて入って行く。

俺も先生の後ろに続いて入る。
教室に足を踏み入れた瞬間、皆の視線が俺に集まるのがわかる。