初恋ノ詩 1

「じゃあ、改めて。俺は今日から早川の担任になる森山だ。よろしく。」

「はい。よろしくお願いします。」

俺も先生に頭を下げて言った。
「で、早川。早速だが、もう少しでホームルームの時間なんだ。今から教室に行ってクラスに溶け込むとするか!!」

先生は、『早川だけになっ!』とノー天気にギャグを言って一人で笑いながら俺を教室まで案内する。