初恋ノ詩 1



龍もそれを知っている。

知っていたから
さっきあんな質問をしたんだ。


私はぐちゃぐちゃし始めた
頭の中をすっきりさせるかのようにして

わざと大きな声で言った。


「よしっ決めた!
じゃあもう買っちゃおうか。
海里と理穂が待っているだろうし。」

「あぁ、そうだな。」


やっぱり龍は何も言わずに
私について来てくれる。

いつも優しかった。


そしてアイスとポップコーンと
チュロスを二人で持ちやすいように持ち

海里達が待ってる
観覧車の列まで
来た道を戻った。