台所で作業しながら母さんが言った。

その言葉に俺は驚いて、思わず叫びそうになった。

「ウソ!そうだったっけ?急いで準備しなきゃ!」

そう言い自分の部屋へ向かい、階段を駆け上がった。

新しい自分の部屋へ入ってみると何故か懐かしい匂いがした。

自分がさっき運んだ荷物と引っ越しの人達が運んでくれた荷物を避けながらまだ布団が敷かれていないベッドの上に倒れこんだ。