ガタン え… こっちに来る…?! 「俺、宇佐美龍一。龍って呼んで!」 そう言ってあたしの目の前に 立った。 宇佐美龍一… 知ってる。 知らない人なんか いる筈がない。 だってこの人は… 『街で一番目立ってる人』 だから… 「おーい聞いてる?」 そう言って 顔を覗き込んできた。