それから隣の席の
佐々木くんとは
よく話すようになり


美紀もまじって
野球部の男の子たちと
仲良くなった


美紀はその中でも
大野拓<オオノタク>と仲良くなった


その大野くんに聞いたところ
佐々木くんは野球部の中でも
ずば抜けて上手いらしく
先輩顔負けというほどらしい


次のピッチャー候補にまで
なっているという
噂がたつほどらしい


そういう大野くんも
次のキャッチャー候補だと
噂がたつほど上手いと
佐々木くんに言われている


私たちはよく
二人がバッテリーに
なればいいねっ
といっている



その頃の吹奏楽部は
もう楽器ぎめの
季節になっていた



杏南も美紀も
お互いに楽器を持っているので
あとはオーディションのみ


杏南がフルート
美紀がトランペットだ



杏南『はぁーっ
オーディション明日だよおっ』


美紀「まあ私たちなら
受かるでしょっ」


杏南『でも美紀はいいけど…
杏は下手くそだもんっ』


美紀「そんなに不安なら
あの場所いくっ!?!?」


杏南『あっ久しぶりだねえっ
いいよおっ!!!!』


裕&拓『「あの場所って
どこだよっ!?!?」』


杏&美『「いいから
ついてきてっ」』


*