その声に、留衣が手を振る。 近藤君も来てたんだ。 っていうか待ち合わせしてた? 「留衣行っておいでよ。 わたし、マスターと話してるし。」 「それがね・・・。」 留衣が困った顔をしたんだ。 「????」 「一緒に行こう。ねっ。」 「エー。ちょっとわたし邪魔 なんかしたくないって。」 留衣に背中を押されながら、 わたしは店の奥へと追いやられる。 「ちょっちょっと留衣?」 なんで、留衣が困った顔したのか 近藤君が座ってるテーブルまで 行ってわかったんだ。