LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?


俺は、窓辺に足を向けた。

その時だった。

男が、心和に絡みだしたのは。

俺は、慌てて廊下に飛び出した。


 「結城君。」

後ろの方でカンナが呼ぶ声が
聞こえた。

渡り廊下から校門を見ると
心和がむりやり引きずられて
いる。

俺は、焦る気持ちで全力で
走った。

いつもなら、先に帰っている
はずの心和。

なんで、待っていたんだ。

この角を曲がってしまったら
校門が死角で見えなくなる。

俺は、必死で走った。

校門にたどり着いた時
心和の姿はどこにもなかった
んだ。