親父は楽しそうだ。 早速、設計士を呼び付け増築 の話しを進めている。 おいおいって暴走を止めようと した俺をおふくろが止めたんだ。 「あぁなったら、何言っても 聞かないわ。好きにさせてあげ て。」 親父の事を一番分かってるのは やっぱりおふくろみたいだ。 俺らもいつか、そんな風になれる かな。 心和の事は何でも分かっている つもりだけど、きっとまだ知ら ない心和もたくさんいるんだろうな。