納得はしてもらえてないだろう。 それでも、俺の中では終わった。 ことごとく、俺は最悪な男なん だって思い知らされる。 外も暗くなってきたと言うのに、 泣いて飛び出していった女を追 いかけもしないんだから。 俺は、カンナの言葉が気になっ ていた。 心和が原因なら許さない!! そう言い捨てたカンナの言葉が 気になった。 俺は、スッキリしないまま 家へと急いだ。 今頃、心和が親父さんから俺と のことを聞かされてパニックに なっているはずだから。